キハ540番台 0番台 500番台 形式一覧	土讃線 讃岐財田-黒川
	国鉄の分割民営化を前に、経営基盤が脆弱な四国向けに国鉄は1987年にキハ54形0番台を開発しました。 軽量ステンレス車体を採用した両運転台車です。側出入口は幅900mmの折戸とし、ドアエンジンはバス用のものを改良しています。扉は自動・半自動の切り替えが可能で、半自動の場合は扉横にあるボタンの操作により開閉できます。側窓は上段固定、下段上昇の二段窓としました。 台車は廃車発生品のコイルバネ式DT22Aです。機関は燃料直接噴射式を採用した出力250PSのDMF13HSを2台搭載しています。なお、液体変速機は廃車発生品のTC2A/DF115Aです。 車内はバケット式のロングシートが配置されており、トイレの設置はありません。冷房装置は機関直結式のAU26を搭載しています。 キハ54形0番台は土讃線で活躍していましたが、現在は予土線、予讃線、内子線のローカル輸送に使用されています。
	主要諸元 項目 内容 車両性能 最高速度: 95km/h 全長 20,800mm 全幅 2800mm 全高 3620mm 台車 DT22A 駆動機関 DMF13HS (250PS×2) 液体変速機形式 TC2AまたはDF115A 冷房装置 AU26 (28,000kcal) 設計 日本国有鉄道