E233系3000番台 0番台 2000番台 3000番台 5000番台 6000番台 形式一覧	東海道線 辻堂-藤沢
	東海道線中距離電車の車両を増備するため、JR東日本は2007年にE233系3000番台を導入しました。E231系と同様、10両編成と5両編成があり、10両編成の東京寄先頭車と5両編成の熱海寄先頭車に自動解結装置が取り付けられています。10両編成に連結されているグリーン車は2階建て構造の車体です。モハE233形3000番台とモハE223形3600番台は予備パンタグラフを搭載しています。 主電動機は出力140kWの三相誘導電動機MT75で、2レベル式のIGBTインバータ制御装置SC90により駆動されています。回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキを採用し、抑速ブレーキ機能を持っています。10両編成の電動車比率はE231系の4:6から6:4に上げられています。加速性能は2.3km/h/s、2.5km/h/s、3.0km/h/sの設定が可能ですが、営業運転では2.3km/h/sに設定されています。 座席はロングシートが基本で、1人あたりの幅をこれまでの450mmから460mmに拡大されました。10両編成の両端2両、および5両編成の東京寄2両はセミクロスシートとなっています。戸閉装置はリニアモータ駆動が採用され、押しボタンによる自動開閉ができます。また、10両編成の両先頭車、および5両編成の熱海寄先頭車にはE231系1000番台よりさらに大きな車椅子対応トイレが設置されています。グリーン車は回転リクライニングシートを採用し、各座席の天井部にはICカードのリーダ・ライタが取り付けられました。 台車はボルスタレス空気バネ方式のDT71/TR255で高速走行安定のためすべての台車にヨーダンパが取り付けられています。 2011年からは東海道線、東北線、高崎線で使用されていた211系を置き換えるため、E233系3000番台が増備されました。このE233系3000番台は変更が加えられ、モハ233形3800番台に洋式トイレが新たに取り付けられました。また、モハE233形3000番台の連結位置が変更されています。2012年以降に製造された車両のVVVFインバータ制御装はSC98に変更されています。 E233系3000番台は東海道線、伊東線、東北線、高崎線の普通列車に使用されています。
	主要諸元 項目 内容 電気方式 直流1500V 車両性能 加速度: 2.3km/h/s 減速度: 4.2km/h/s　最高速度: 120km/h  全長 19500mm 全幅 2950mm 全高 3620mm 台車 DT71A, B(動台車)　TR255A (付随台車) 集電装置 PS33D 主電動機 MT75 (140kW) 駆動装置 中実軸TD平行カルダン方式 (歯数比: 6.06) 制御方式 2ステップVVVFインバータ制御(SC90, SC98) 冷房装置 AU726A (50,000kcal/h) 設計 JR東日本