キハ200系100番台

キハ200形0番台
キハ200形100番台
キハ200形550番台
キハ220形200番台
キハ220形1500番台

形式一覧

Photos

久大線田主丸-筑後吉井

登場の背景と概要
JR九州は豊肥本線にキハ200系を増備するにあたり、製造コストの低減とワンマン運転に対応した変更を行い、100番台で区分しました。キハ200系100番台は片運転台で、トイレ付きのキハ200形100番台とトイレなしのキハ200形1100番台の2両編成で、1997年に5編成が製造されました。

車体
冷房装置の冷媒がR132aに変更したため、冷房装置の型式が走行機関直結式はAU607K (20,600kcal/h)とサブエンジン式のAU608KA (20,000kcal/h)に変更されました。

台車
軸箱支持方式の円錐積層ゴムへの変更、乗り心地向上のため台車の軸受を円錐コロ軸受に変更し、型式がDT600KA/TR600KAに変更されました。

客室設備
ワンマン運転に対応するため、整理券発行機が出入口に、運賃表示器と運賃箱が運転席後部にそれぞれ設置されています。室内照明のグローブを廃止し、照明の数を見直しました。また、出入り口鴨居部にLED式車内案内表示器とドアチャイムが取り付けられました。

運用
キハ200系100番台は豊肥線熊本-肥後大津間の普通列車に使用されていましたが、豊肥線電化後は豊肥線肥後大津-大分間、久大線の他、三角線の普通列車に使用されています。

主要諸元
項目	内容
車両性能	最高速度: 110km/h
全長	21300mm
全幅	2994mm
全高	4050mm
台車	DT600KA(動台車)、TR600KA(付随台車)
駆動機関	DMF13HZA (450PS)
液体変速機形式	R-DW4
冷房装置	AU607K (20,600kcal/h), AU608KA (20,600kcal/h)
設計	JR九州