485系1500番台 485系0番台 485系200番台 485系1000番台 485系1500番台 485系3000番台 489系 形式一覧	信越線 東三條-保内
	函館本線の札幌-旭川間は711系を使用した急行「さちかぜ」「かむい」が好評であったため、国鉄は711系をベースにした特急車両を計画しました。しかし、主変圧器の絶縁・冷却に使用されていたPCBの毒性が判明したため、新型特急車両の計画は頓挫しました。しかし、485系用にシリコンオイルを使用した主変圧器TM20が開発されたため、国鉄は485系を北海道向けに仕様変更した485系1500番台を開発しました。 485系1500番台はクハ481、モハ484、モハ485の3形式が起こされました。モハ484 1500番台はモハ484 600番台と同様車掌室が設置されています。台車はDT32/TR69ですが、電動台車は両抱式で鋳鉄制輪子に対応したDT32G、付随台車は踏面清掃装置付のTR69Gに変更されています。 先頭車はクハ481 300番台に準拠しますが、運転台上部の前照灯が2基に増やされています。また、尾灯は外ばめ式とされました。 485系1500番台は1975年より札幌と旭川を結ぶ特急「いしかり」として活躍しましたが、北海道特有の雪を原因とした種々のトラブルが発生したため、1980年までに781系に置き換えられ、全車青森運転所に転属し他の485系とともに使用されました。 485系1500番台は一部が485系3000番台に改造されたり廃車されたりし、新潟車両センターに最後まで残っていたクハ481 1500番台も2015年に廃車となりました。
	主要諸元 項目 内容 電気方式 直流1500V、交流20000V, 50/60Hz 車両性能 最高速度: 120km/h 全長 20500mm 全幅 2946mm 全高 3745mm 台車 DT32G(動台車), TR69G(付随台車) 集電装置 PS16H 主電動機 MT54D(120kW) 駆動装置 中空軸平行カルダン撓み板継手方式(歯数比: 3.50) 主変圧器 TM20 主整流器 RS40A 制御方式 抵抗制御(CS15F) 冷房装置 AU13EN, AU71A 設計 日本国有鉄道